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屋久島の小学校で「わくわくエコスクール」 EVやSDGsについて学ぶ

EVに蓄えられた電気を家屋に送電する

EVに蓄えられた電気を家屋に送電する

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 神山小学校(屋久島町原)で3月17日、EVやSDGsについて学ぶ日産自動車の出張授業「わくわくエコスクール」が5・6年生を対象に開かれた。

校庭でEVの試乗体験

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 理科の単元「地球に生きる」の時間を使い、5・6年生合わせて21人が受講した。校庭にはEVが用意され、日産自動車スタッフの運転で児童3人ずつが後部座席に乗りグラウンドを一周する試乗体験をした。児童たちのほとんどがEVに乗るのは初めてで、静かに発進して滑らかに加速する様子に感心していた。

 試乗の後は体育館に移動して座学。日産自動車で製品開発を行っている宮田啓さんが、小学生にも理解できるように、二酸化炭素と地球温暖化の関係、その解決策の一つがEVであること、安全運転のための制御技術が開発されていることなどを説明した。

 EVの特長の一つが、減速時に運動エネルギーを電気エネルギーに変換しバッテリーに戻して再利用する「回生ブレーキ」。その原理を、スタッフ手作りの装置を使って説明した。スイッチを一方に倒すと乾電池からの電流でモーターがタイヤを回転させ、反対側に倒すと惰性で回転するタイヤが同じモーターを使って発電して電球を光らせる。

 EVの活用方法を体験できるように、モデルEVと手回しの発電機が各自に配られた。EVに内蔵されたコンデンサーが発電機からの電気を蓄え、その電気でEVが走る。普段は屋根の上のソーラーパネルからの電気をケーブルでEVに送って充電し、災害時にはEVに蓄えた電気を家に給電する。これを実感するために、手回し発電機で充電したモデルEVをおもちゃの「レゴ」で作った家に接続すると電灯がつき、ミニ扇風機が風を送った。

 最後にSDGsに触れ、その17の目標のうち、少なくとも「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」など5つに対してEVが貢献しているとして授業のまとめとした。

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