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屋久島未来ミーティング2022 世界遺産30周年に向けつながり創出

「屋久島未来ミーティング2022」参加メンバー

「屋久島未来ミーティング2022」参加メンバー

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 「屋久島未来ミーティング2022」が12月11日、安房公民館(屋久島町安房)で開かれた。主催はNPO法人「HUB&LABO Yakushima(ハブ アンド ラボ ヤクシマ)」。

社会福祉法人愛心会屋久の郷の義山正治さんのプレゼンの様子

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 2016(平成28)年に開催した「屋久島環境未来ミーティング」から始まった同イベントは今年で5回目。これまで年1回行ってきたが、新型コロナの影響で2年ぶりの開催となった。「対話と挑戦、共創の文化づくり」を目的に、屋久島の地域課題や新たな取り組み、理想の未来などについて意見を交わす対話型会議で、小学生から年配者まで約120人が参加。島外からこのイベントのために来島した参加者もいた。

 プログラムは「学ぶ・知る・考える」の3部構成で、1部は「東シナ海の小さな島ブランド」社長の山下賢太さんによる基調講演、2部はプレゼンター13人によるそれぞれの取り組み紹介、3部は会場にいる全員がテーマごとのグループに分かれ話し合う分科会を行った。プレゼンターは教育、観光、福祉、水産などさまざまな分野で活動する人たちで、屋久島高校の生徒も登壇した。

 同NPO代表理事の福元豪士さんは「全てのプレゼンターがイベントの共催に加わり、運営に関わったのはこれまでになかった新しい試み」と話す。「島内の子どもたちの未来へ向けたアクションを発表する場にもしようと、今回初めて小中学生の取り組みを会場に掲示した」とも。宮之浦小学校で環境保全や少子高齢化対策に取り組む小学生が発表する一幕もあった。

 福元さんは「参加者から、世界自然遺産登録30周年の来年に向けて、屋久島の今後が楽しみになったという声をいただきうれしかった。イベントをきっかけに新しいつながりができた人、プレゼンターの取り組みについて初めて知った人も多くいたようで、つながりを創出できたのではないか。今後も屋久島の未来をつくるために民間ベースでできることをやっていきたい」と話す。

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