屋久島で熟成されたブレンデッドモルトウイスキー「MARS The Y.A.(マルス・ザ・ワイ・エー)#01」が7月1日、発売された。製造販売は「本坊酒造」(鹿児島市)。
同商品は、これまで「シングルモルト駒ヶ岳 」シリーズとして発売してきたウイスキーの、屋久島熟成のモルトウイスキーに特化した新ブランドとなる。容量は1本=700ミリリットルで、参考小売価格は9,900円。アルコール分は52%。
ウイスキーの原酒は、同社の「マルス信州蒸溜所」(長野県宮田村)と「マルス津貫蒸溜所」(南さつま市)の2カ所で蒸留した。熟成は、本坊酒造「屋久島事業所」(屋久島町安房)が敷地内に2016(平成28)年、新設したマルス屋久島エージングセラーで行った。同社によると、屋久島らしさをイメージしてブレンドし、南国の果実を思わせる凝縮した香りと甘さ、ほんのり潮風を感じる味わいに仕上げたという。
屋久島事業所・所長の田中智彦さんは「同じ原酒でも熟成する地域によって、味わいは大きく異なる。高温多湿な屋久島は熟成が早い」と話す。
生産数は1万2000本の数量限定で、海外でも販売するという。屋久島伝承蔵では、1家族当たり1本に限り販売する。島内外の酒販店でも販売予定。