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屋久島で「花育て教室」 かごしま国体の推奨花を寄せ植えに

完成した寄せ植えを前にする参加者

完成した寄せ植えを前にする参加者

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 宮之浦体育館(屋久島町宮之浦)で5月21日、かごしま国体が推奨する花で寄せ植えを作る「花育て教室」が開催された。

寄せ植えの指導をする田中さん(右)

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 2020年に開催予定だった第75回国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」が、新型コロナウイルス感染症の影響で中止になり、2023年に特別国民体育大会として開催されることになった。屋久島では、一湊海水浴場の特設会場で男女のオープンウオータースイミング競技が予定されている。

 鹿児島県では、国体会場や沿道などを花で彩って来県者を迎えるための「花いっぱい運動」に取り組んでおり、国体が開催される10月に合わせて育てやすく、鹿児島県らしいマリーゴールドやサルビアなど13種類の花を「推奨花」として選定している。今回の「花育て教室」は、推奨花の育て方や寄せ植えの実技を学ぶもので、屋久島町以外では県本土のさつま町、鹿児島市、志布志市の3カ所で開催されている。

 会場となった宮之浦体育館には、一湊地区の敬老会や婦人会の会員ら28人が集まり、田中青果&生花(屋久島町安房)社長の田中繁治さんが簡単に花を紹介した後、寄せ植えの指導を行った。参加者には鉢と、寄せ植えに適さないブーゲンビリアなどを除いた推奨花が配られ、30分ほどかけて思い思いの構成で寄せ植えを作っていた。

 作成した寄せ植えは、参加者が持ち帰り、自宅の庭などを彩る。会場には鹿児島県からのスタッフの他に、屋久島町の職員がオリジナルTシャツを着てサポートに当たった。婦人会の参加者の一人は「開催は先のことだと考えていたが、今日のイベントで少し実感が湧いてきた」と話していた。

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