アウトドア企業の「パタゴニア・インターナショナル・インク日本支社」(横浜市戸塚区)製作のクライミングフィルム上映会が3月26日、全世界に先駆け、舞台となった屋久島の「屋久島環境文化村センター」(屋久島町宮之浦)で開催された。
上映後は「屋久島フリークライミング協会」のメンバーを交え、トークライブを行った
作品タイトルは「繋(つな)ぐ壁」で、パタゴニア・クライミング・アンバサダーの横山勝丘さんと倉上慶大さんが、「屋久島フリークライミング協会」のメンバーと共にエリアを開拓していく様子を描いた20分の短編。
上映後には、横山さん倉上さんに加え、撮影に参加した「屋久島フリークライミング協会」の笠井廣毅さん、渡邊太郎さん、フィルムを監督した佐藤正純さんの5人が壇上に現れ、質疑応答を交えたトークライブを行った。横山さんは「屋久島は、クライミングの名所であるアメリカのビショップやイギリスのデボンに見られるような、タイプの異なる岩がどちらもあるのが特徴。ワールドクラスのクライミングスポットとして大きなポテンシャルを秘めている」、笠井さんは「クライミングのハイシーズンは、屋久島の観光オフシーズンに当たる冬。貴重な冬場の観光資源として、活動を地域に還元していきたい」などと語った。
屋久島での上映を皮切りに、4月10日まで、パタゴニア直営店5店舗でフィルム上映&トークイベントを開催する。