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屋久島で「世界遺産学習全国サミット」 国内世界遺産地域とオンライン交流

拾った漂着ゴミで金岳小中学校の生徒が作ったSDGsのパネル

拾った漂着ゴミで金岳小中学校の生徒が作ったSDGsのパネル

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 「第12回世界遺産学習全国サミットin 屋久島」が、2月10日から3日間、屋久島町役場をメイン会場に島内外をオンラインでつなぎ開催された。主催は「屋久島町教育委員会」(屋久島町小瀬田、TEL 0997-43-5900)と「屋久島町世界遺産学習協議会」。

金岳中学生による実践発表は、オンラインで全国に生中継された

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 「世界遺産学習全国サミット」は、ユネスコが提唱するESD(Education for Sustainable Development、持続可能な開発のための教育)を教育現場に取り入れようと、奈良市で始まったイベント。国内の世界遺産で毎年開催されており、屋久島での開催は初めてだった。

 コロナ禍ということもあり、当初のプログラムを変更して実施。来場者数をできるだけ抑えるためオンライン配信で行った。初日の10日は「屋久島から学ぶ日」と題し、屋久島町立で安房、永田、八幡の3小学校と岳南中学校による「屋久島型ESD」のオンライン発表および交流会を行った。2日目の11日は「屋久島を体感する日」で島内各所を巡る予定だったが中止。最終日の12日は「共に思いを広げる日」として、世界遺産地域の教員による事例発表や児童生徒によるポスターセッションなどを行い、81人が配信を視聴した。

 メイン会場で最終日、海洋プラスチックゴミに関する実践発表を行った同町立金岳中学校3年生の貴舩梗さんは「今回は海がテーマだったが、山や大気などへの興味は尽きない。できれば町内で進学して、取り組みを続けていきたい」と話した。

 現在、子どもたちが作ったポスターや金岳小中学校が作ったSDGsのロゴパネルを同町役場フォーラム棟で展示している。2月25日まで。

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