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屋久島で10キロロードレース 2月開催の「県下一周駅伝」出場目指す

快晴の下、モッチョム岳を横目に力走する選手たち

快晴の下、モッチョム岳を横目に力走する選手たち

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 屋久島南部で12月12日、「第62回南日本10kmロード通信競技大会」屋久島会場のレースが開催され、2月の「県下一周駅伝」出場を目指す7人が参加した。

駅伝出場を目指してスタートする10キロレースの選手たち

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 12月とは思えない温暖な気候の中、選手たちは号砲とともに屋久島最南端の尾之間地区をスタート。先導する白バイと最後尾のパトカーに守られながら、原地区を通過して麦生地区で折り返し、原地区のゴールまで戻る10キロのコースを30~40分ほどで走り抜けた。

 大会の結果は、2月19日から5日間かけて鹿児島県本土で開かれる「第69回鹿児島県下一周市郡対抗駅伝競走大会」の選手選考のためのデータとして使われる。この駅伝は、県内を12地区に分け、5日間にわたり53区間でたすきをつなぐもので、各地区から高校生以上の男子21人が出場し、定められた区間を走る。

 屋久島は熊毛チームに属し、同じチームに属する種子島でも、ほぼ同時刻に10キロレースが行われた。両会場の結果を合わせたものが熊毛チームの選考データとなる。大会名の「通信」は、複数の会場で実施した結果を持ち寄って大会の結果とすることを意味する。

 10キロレースと同時に、「第32回熊毛地区女子長距離走大会」と「中学生男子長距離走大会」も開かれた。10キロレースの5分後に同じ地点からスタートし、原地区のゴールまでの3キロを走るもので、女子長距離走大会の結果は、1月30日開催予定の「第35回鹿児島県地区対抗女子駅伝競走大会」の選手選考の資料となる。女子駅伝には中学生も参加できることから、14人の女性参加者のうち女子中学生は11人もいた。中学生男子大会の参加者は4人で、将来の熊毛チームの期待を背負って力走した。

 大会審判長を務めた榎光徳さんは、自身も現役のフルマラソンランナー。「かつては屋久島でもフルマラソン大会が開かれたが、今は島外に出ないとフルマラソンに参加できない。今回のような島内の大会を通じて長距離走への関心が高まることを期待したい」と話していた。

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