屋久島在住の写真家、高久至さんの写真展「海から見たニッポン 海流が育むいのち/屋久島編」が現在、宮之浦港入口の屋久島環境文化村センター(屋久島町宮之浦、TEL 0997-42-2900)で開催されている。
今年の春と夏、東京と大阪2箇所の「富士フィルムフォトサロン」で、日本各地の5人の写真家の作品を集めた企画写真展「海から見たニッポン『海流が育むいのち』~黒潮の力、親潮の恵み~」に参加した高久さん。「せっかくなので、屋久島の人にも見てもらいたい」と12月2日から、同展に出展した自身の写真19点を展示している。
展示している写真は、昔ながらの「銀塩プリント」手法で引き伸ばした。高久さんが出版した写真絵本「アザハタ王と海底城」「おかえり、ウミガメ」(共にアリス館)のテーマにもなったアザハタやウミガメ、サンゴなど屋久島近海の生き物を細部まで際立つくっきりとした仕上がりで見ることができる。写真のサイズは、大きいものでB0(1030×1456ミリ)判。小さいものでもB2(515×728ミリ)判という迫力で、会場は海の中にいるような雰囲気に包まれていた。期間中は高久さんが在廊する日もあり、在廊日をSNSなどで告知する。
開館時間は9時~17時。月曜休館(12月27日~来年1月1日も休館)。入場無料。1月20日まで。