アリス館(東京都文京区)から7月22日、屋久島在住の水中写真家・高久至さんの写真絵本「すいめん」が発刊された。
水面下の写真では、写真家自身の姿が反射して写りこまないように気をつけて撮影する
「海のぷかぷか ただよう海の生きもの」、「アザハタ王と海底城」、「かくれているよ 海のなか」「おかえり、ウミガメ」に続く、高久至写真絵本の第5弾。今回は、海と空の境目になる水面の魅力をトビウオやウミガメ、イルカやクジラなど、水面で見られる生き物を中心に16点の写真を通して伝える。撮影の舞台は屋久島に限らず、小笠原諸島や海外も含む。「水面」は、高久さんが10年ほど撮りためてきたテーマで、100点を超える候補の中から絞り込んだ。
高久さんは「水面は、シュノーケル一つで満喫できる一番身近な海の入り口。その美しさに見とれて、深く潜ることを忘れてしまうくらい大好きな場所。水面の気持ちよさ、不思議さ、楽しさが伝わればうれしい」と話す。
価格は1,540円。版型は28センチメートル×24センチメートル、32ページ。対象年齢は4歳から。