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屋久島のイタリア料理店がロール状の冷凍ピザ発売 家庭での保存も便利に

リレー競走のバトンのようなロールピッツァ(イルマーレ提供)

リレー競走のバトンのようなロールピッツァ(イルマーレ提供)

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 イタリア料理店「イルマーレ」(屋久島町小瀬田、TEL 0997-43-5666)が7月7日、ピザをロール状に丸めた「ロールピッツァ」の販売を始めた。

盛り付け例(イルマーレ提供)

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 イルマーレのピザは、マルゲリータに代表されるナポリピザで、もちもち感のある薄手の生地が特徴。通常は丸く焼くところを、ロールピッツァは手で四角く伸ばして焼く。焼けたら3辺のコルニチョーネ(耳)を切り落とし、残った1辺を軸にしてのり巻きのようにくるくると丸める。これをシートとラップで包み、冷凍した状態で販売する。家庭では冷凍のまま、あるいは解凍後に電子レンジやオーブンで加熱し、適当な厚みの輪切りにして食卓に出す。

 生地やトッピングは通常のピザと同じで、マルゲリータ(バジル)、マリナーラ(ガーリックとオレガノ、以上1,000円)、クアトロフォルマッジ(4種のチーズ)、地魚とアンチョビー(ガーリック、以上1,500円)など。

 丸いピザを棒状にしたことで、持ち歩きがしやすくなり気軽にテークアウトできるようになった。場所を取らないので家庭の冷凍庫で保存もしやすい。冷凍宅配便で通信販売を行い、レストラン「ヒトメクリ」(宮之浦)や丸勝水産(一湊)などとコラボしてヤクシカやサバ節など地元素材を生かした島外向けのセット商品も販売している。

 考案したのは、東京でレストランを経営するピザ職人の小曽根(おぞね)美佐夫さん。ナポリの筒状ピザをベースに、テークアウトしても出来たてのおいしさを保てるよう工夫し、新型コロナの影響でテークアウトやデリバリーのみで苦戦している全国のピザ職人にまねしてほしいと、レシピを公開している。小曽根さんの許可を得てイルマーレでも販売を始めた。

 新型コロナ対策のため店舗は改装中で、現在はテークアウトのみ。木曜定休。毎週土曜~月曜の11時~13時、ホームセンター「SOMES(サムズ)」(小瀬田)に隣接する「たまりば」でも販売している。

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