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屋久島空港近くのコミュニティーハウスでテークアウト 島内の飲食店が共同運営

サムズの新店舗(左奥)に隣接して新築された「たまりば」

サムズの新店舗(左奥)に隣接して新築された「たまりば」

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 ホームセンター「SOMES(サムズ)屋久島店」(屋久島町小瀬田)に隣接するコミュニティーハウス「たまりば」で5月3日、島内の3つの飲食店が共同でテークアウトの営業を始める。

カツ丼とインド風チキンカレー(ヒトメクリ提供)

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 「たまりば」は、地域に根差したイベントなどを企画・開発する場を提供する施設。サムズ新店舗の建設に併せ、鹿児島県の「木のあふれる街づくり事業」の補助を受けて新築された。地杉を使った18畳ほどの室内に加え、海側にはテラスが付随する。サムズ社長の池田修さんが近隣住民らと有効利用について意見交換する中で、テークアウトに利用する案が浮上した。

 参加するのは、「Restaurant&Wine Bar ヒトメクリ.」、「レストランパノラマ」(以上、屋久島町宮之浦)、カフェ「kiina(キイナ)」(屋久島町志戸子)の3店。島内の多くの飲食店と同様に、新型コロナウイルスの感染防止のために店舗営業を自粛し、テークアウトとデリバリーのみを行っている。「たまりば」では、ヒトメクリが「人気のカツ丼」(1,000円)、インド風チキンカレー(チーズナン付き)、チキン南蛮弁当(以上900円)を、パノラマが「4周年記念ローストビーフ丼」(1,500円)を、kiinaがシフォンケーキ各種(260円)とスコーン(210円)をそれぞれ販売する。

 客との接触を避けるために、商品は窓かテラスから受け渡す。ヒトメクリ店主の永綱未歩さんは「他の飲食店などにも参加を呼び掛けたい。顧客の声や社会の状況などを踏まえて営業時間、テークアウトメニュー、運営方法など、柔軟に対応していきたい」と話す。

 池田さんは「この非常事態を生き残るためには、横のつながりが求められる。今は縦社会から横社会に移行する絶好のタイミング。みんなで手を取り合って乗り切るために、サムズができることなら協力を惜しまない」と意気込む。「SOMES」の店名は、映画「ライムライト」の中でチャップリンが語った「人生に必要なのは、勇気と想像力、それにいくばくかの(some)お金」に由来するという。

 営業時間は11時~13時、16時~18時。日曜・月曜のみ営業。売り切れ次第終了。

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