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新春の屋久島一周マラニック 雨にも負けず100キロ走破

未明にシーサイドホテルをスタートする参加者

未明にシーサイドホテルをスタートする参加者

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 屋久島を一周する「屋久島一周ウルトラエコマラニック」が1月12日、開催された。

9人のドクター・ランナーも参加

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 「マラニック」は、マラソンとピクニックを合わせたもので、タイムや順位を争わず、景色を楽しみながら決められたコースに沿って走るイベント。「ウルトラエコマラニック」は、屋久島一周100キロを反時計回りに最大16時間かけて走破する。途中14カ所に給水や軽食を取れるエイドステーションを設置し、うち3カ所とゴールには温かい炊き出しを用意した。

 第5回となる今回は、全国各地から9人のドクター・ランナーを含む500人以上の参加があり、島内からは約100人が参加。あいにくの雨の中、参加者は5つのグループに分かて5時から10分おきにシーサイドホテル屋久島(屋久島町宮之浦)をスタートした。暗い中でのスタートのため、ライトと反射板は必須アイテム。大会は仮装ランナーを歓迎しているため「服装」は思い思いだが、携帯電話や給水用カップなど最低限必要な携行品を入れたザックをほとんどの参加者が背負っている。

 交通規制は行わず、参加者は歩道を走る。信号機のある交差点などの要所では、配置されたボランティアがランナーを誘導し、参加者・一般利用者の安全に配慮した。各自が自分のペースで走るので、各地点の通過時間はまちまち。大きな集団はできず、雨の中をひた走る孤独なレースで、ボランティアや沿道からの応援とエイドステーションでの会話がランナーの心の支えになる。

 3カ所のエイドステーションには通過時間をチェックする関門を設置。規定時間内に通過しなければならず、21時までにシーサイドホテルに戻ってくれば完走となる。各自のゼッケンには過去に参加した大会と完走したかどうかが一目で分かるマークが付いている。「今年こそ完走マークをもらうぞ」と気合いを入れる高齢の参加者もいた。

 大会では島を一周する100キロコース以外に、半周する50キロコースと4分の1周する25キロコースもあり、体力に合わせてコースを選択できる。

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