「やくしま果鈴(かりん) 山のおやつ工房」(屋久島町尾之間、TEL 0997-47-3083)が12月5日、屋久島特産のかんきつ類・タンカンを生かした塩ベースの調味料「青切り塩たんかん」の販売を始めた。
完熟する前の青いタンカンの実を使った同商品。原材料はタンカンと屋久島の海水塩のみ。種を取り除いて刻んだタンカンを塩と合わせて、毎日混ぜて熟成させる。モロッコ料理に使われる「塩レモン」をヒントに考案したという。
夫婦で同工房を経営している鈴木由美さんは「青いタンカン特有の爽やかな香りと果汁の酸味が塩となじませることでうまみに変わり、料理の味を引き立てる。開封するとさらに熟成が進み、味わいがまろやかに変わる」と話す。
「一見するとゆずこしょうのような色だが、辛くないので子どもたちも喜んで食べている。和洋いろいろな料理に合うが、ヤクシカのローストや刺し身に合わせるのがわが家のお薦め」とも。
価格は80グラム入り680円。