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屋久島の伝統行事「祝い申そう」 子どもたちが各家庭に元気な歌声届ける

玄関先で歌う子どもたち

玄関先で歌う子どもたち

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 伝統行事「祝い申そう」が1月7日、屋久島町の各集落で行われた。

見本に歌を歌う上級生

 「祝い申そう」は子どもたちが各家庭を訪ね、その家の繁栄と幸福を祈る歌を歌う伝統行事。集落によって歌詞の内容が異なり、大人が歌って回る集落もある。

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 春牧集落では今年、小学校1年生から中学校3年生まで合計72人が参加し、430世帯を訪問した。子どもたちは春牧福祉館に集まると、上級生の見本を聞きながら歌を練習し、いくつかのグループに分かれた。グループごとに大人のリーダーが付き、盛久神社でお参りしてから車や徒歩で移動して担当の家庭を回る。

 子どもたちが出発するタイミングは町内放送で知らせた。家主が不在の場合や、喪中の家庭では歌わない。玄関先で元気な歌声を届けると、お年玉やお菓子、リンゴやミカンなどお礼の品を受け取る。お礼は全てのグループ分を集めて、子どもたちに分配する。

 早く回り終わった子どもたちは他のグループが戻るまでの待ち時間、歌と踊りの披露を楽しんだり、じゃんけん大会で盛り上がったりと終始にぎやかだった。春牧区の新しい民生委員を紹介する場面もあり、情報交換の良い機会となった。

 お菓子とお年玉を手にした子どもたちは笑顔で会場を後にした。

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