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口永良部島に観光案内所 島民の声から生まれた新たな交流の場

手作りの看板はウミガメの甲羅でできている

手作りの看板はウミガメの甲羅でできている

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 口永良部島観光案内所(屋久島町口永良部島本村)が、島への唯一の交通手段である「町営船フェリー太陽」の本村港内にオープンして2カ月がたった。

流木でできた看板は島民の手作り(関連画像)

 緑の火山島と称され、全域が国立公園およびユネスコエコパークに指定されている口永良部島で地域おこし協力隊として活動する吉澤あさひさんが「地元の人が気軽に集まれる交流の場がほしい」「観光客の相談に乗れる場所が無い」などの島民の声から、それらを解決するための拠点として開設した。

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 吉澤さんは「内装の素材集めや組み立て作業などは、島の人たちが積極的に協力してくれた。内装は全て手作りで、島の子どもたちが作った『しま自慢マップ』を掲示し、島らしい温かみのある空間に仕上がった。研究で島に通っている大学生がワークスペースとして利用するなど、自由に使ってもらえる場所なので、観光客に限らず気軽に立ち寄ってほしい」と話す。

 ほかにも島民の「新鮮な魚を買える場所がほしい」という声に応え、敷地内で漁師の行商を行った。ブダイ、オジサン、コメジロなどその日取れた鮮魚を漁師が直接量り売りし、島内で宿を営む人や、魚をさばける旅行者などが購入したという。今後も農産物の直売、手芸品の販売など、出店希望があれば受け付ける。

 吉澤さんは「観光情報だけでなく、防災情報の集積所としても機能させたい。観光客が来た際に避難所や避難ルートを伝えられるマップを作製予定。火山の最新の噴火警戒レベルや、地震の日別回数、消防団や診療所の連絡先も併せて表示したい」と話す。

 営業時間は偶数の日=9時~11時、奇数の日=14時~16時。フェリーが欠航の日は休業。

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