学ぶ・知る

巨木の森で夏休み親子森林教室 親子で屋久島の自然と歴史学ぶ

「仏陀(ぶっだ)杉」が伐採を免れた理由を聞く参加者たち

「仏陀(ぶっだ)杉」が伐採を免れた理由を聞く参加者たち

  •  
  •  

 屋久島レクリエーションの森保護管理協議会(屋久島町宮之浦、通称「レク森協議会」)が8月18日、ヤクスギランドで「夏休み親子森林教室」を開催した。

ヤクシカの角で最近削られた木肌を示すスタッフ

 レク森協議会は、林野庁が「レクリエーションの森」として選定している白谷地区(白谷雲水峡)と荒川地区(ヤクスギランド)を管理運営するため2007(平成19)年4月に発足した団体。年1~2回総会を開き、関係機関・団体からの参加者を交えて両地区の管理運営の方法を検討し、実行している。地区内を巡回して必要な対策を講じ、地区の入り口で協力金(山岳部環境保全協力金)受け付けや案内の業務などを行っている。

[広告]

 「夏休み親子森林教室」は、レク森協議会が毎年この時期に開いているもので、未来を担う子どもたちに屋久島の森を代表するヤクスギランドの自然や歴史を親子で楽しんでもらい、レクリエーションの森の普及啓発を図ることを目的としている。ヤクスギランドには興味や体力に合わせて選べるハイキングコースがいくつかあるが、今回は約1.2キロの「50分コース」を2時間かけて回った。参加者は6家族21人(うち大人9人、子ども12人)。3つの班に分かれ、それぞれにレク森協議会の職員1~2人と林野庁の職員1人が付いて、参加者の興味に応じてコース内の自然やそれにまつわる歴史などを易しく解説した。

 3人の小学生と妻と参加した屋久島在住の男性は、「夏休みで大阪から帰省中の孫たちのためにと思って参加したが、普段から森を管理しているスタッフの人たちから話が聞け、自分たちにも勉強になった。皆さんが森を愛していることがよく理解できた」と満足げに話す。「孫たちは、スギ、モミ、ツガなどの巨木や曲がりくねったヤマグルマ、ひんやりしたヒメシャラなどに興味を持ったようだ。都会では想像もできない自然だろうから」とも。

  • はてなブックマークに追加