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屋久島の宮之浦川で勇壮なドラゴンボートレース 炎天下、20チームが奮闘

全力でボートをこぐ

全力でボートをこぐ

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 屋久島の宮之浦川で8月4日、屋久島町ドラゴンボート大会が開催された。

太鼓の音に合わせて疾走する

 宮之浦川の唐船橋からスタートし、200メートル下流のゴールを目指す。河口近くは、川幅が広く流れは緩やか。入道雲が立ち上がる夏空の下、「チーン、チーン、チンチン」の鐘の音が響き、続く号砲で3~4艇が一斉にスタートする。選手たちは太鼓の拍子に合わせて懸命にオールをこぐ。声を上げるチームもあれば、黙々とこぐチームもある。ゴール付近の広場からは声援が聞こえてくる。

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 もともとはドラム缶を縦に2つ割りした物をつなぎ合わせた手作りいかだによるレースだったが、九州でドラゴンボート熱が高まる中、数艇のボートを購入した当時の上屋久町が1993(平成5)年、少年ドラゴンボート大会を開催した。その後、シーサイドホテル屋久島や老舗恵命堂が寄贈するなどしてボートは12艇に。2007(平成19)年に合併によって現在の屋久島町が誕生してからは全島が参加する大会となった。現在も往時のボートを修理しながら使っている。

 ボートは全長約9メートルのFRP(繊維強化プラスチック)製。竜の頭と尻尾を付け、うろこ模様が鮮やかな色で描かれている。2列に並んだ8人のこぎ手に加え、船首の太鼓手と船尾のかじ取りを合わせて10人で操船する。船首には艇を区別するためののぼりがはためいている。参加チームが使うボートはレースごとに割り当てられ、自分たちで選ぶことはできない。大会前には練習用にドラゴンボートが貸し出されたが、練習時と同じボートに乗船できるとは限らない。

 参加したのは小学生3チーム、中学生1チーム、一般8チーム、地区代表8チームの合計20チーム。レースは小学生の部、一般の部、地区対抗の部に別れて行われた。小学生の3チームは一発勝負で順位を決定する。一般と地区対抗の部はそれぞれ予選、敗者復活戦、準決勝と勝ち上がり、決勝で順位を決定する。中学生チームは一般の部で戦った。

 優勝したのは、小学生の部が少年野球チーム「屋久島ブルーウェーブ」、一般の部が屋久島高校サッカー部チーム「ブリジェット」、地区対抗の部が地元の宮之浦区。一般の部で戦った中学生チームは4位と大健闘。優勝チームには賞状と優勝カップ、2位と3位のチームには賞状が授与された。

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