
伝統行事「六月灯(ろくがつどう)」が7月18日・19日、久本寺(屋久島町宮之浦)の本堂で行われた。
六月灯は旧暦の6月ごろ、旧薩摩藩領の寺社で行われる祭り。久本寺では地域の住民が、思い思いに絵や字を書き入れた52丁の灯籠や、地元作家のキャンドルが境内に飾られた。
18日には子ども向けの千本くじ、19日には本堂で地元音楽家8組が共演する「六月灯音楽祭」が開かれた。同音楽祭は昨年に続き2回目の開催。地元の音楽家が、フルートとピアノのアンサンブルから琉球音楽まで、さまざまなジャンルの音楽を演奏し奉納した。
副住職の渡辺旭さんは「お寺は楽しい場所というイメージを持ってもらえたらうれしい。イベントを開催することによって、たくさんの方がお寺に足を運び、皆さんが笑顔になり、新しい出会いの場となっている。何より、手を合わせてお参りをされる方が増えてきたので、開催して良かった。これからも続けていきたい」と話す。