
屋久島のブランド牛「縄文牛」を使った新商品のお披露目・販売会が3月1日、「レンタルの山下 空港前店」(屋久島町小瀬田)前で開催された。
商品は焼き肉弁当「屋久島縄文牛 屋久の牛弁島」とビーフチップス「カウっぷす」、「縄文牛だきまくら」の3種。いずれも「縄文牛」を開発したリファインホールディングス(東京都)と屋久島高校(屋久島町宮之浦)情報ビジネス科2年生が共同開発した。焼き肉弁当は「焼肉れんが屋」(屋久島町安房)とのコラボ商品となる。同商品は2024年12月、屋久島高校の体育館で開催した「環境クリスマスフェスタ」の試食会で集めた150件のアンケート結果を基に、焼き肉の味付けやチップスの厚みを決め、デザインを見直し、正式商品化した。
「縄文牛」は屋久島・種子島育ちの経産牛に、地元産のかんきつ類や芋焼酎の搾りかすなど、島の特産品の副産物をブレンドした飼料を与えた屋久島初のブランド牛。同社では2023年から「縄文牛」の普及を兼ね、高校生に実際の商品開発を体験してもらおうと本年度15回の授業で試作を重ね販売会にこぎ着けた。
「焼肉れんが屋」店主の佐々木祐輔さんは「弁当の名前など、高校生の発想が柔軟で面白かった」と話す。当日用意した200個の焼き肉弁当は3時間で売り切れた。
価格は、焼き肉弁当「屋久島縄文牛 屋久の牛弁島」=1,700円(前日までの事前予約制)、「縄文牛だきまくら」=2万9,000円(受注生産)、ビーフチップス「カウっぷす」=15グラム1,058円。「レンタルの山下」、島内の土産物店で販売する。