屋久島を舞台に撮影された映画「東京ウィンドオーケストラ」の試写会が10月29日、「屋久島環境文化村センター」(屋久島町宮之浦、TEL 0997-42-2900)で行われた。
作中のワンシーン。オーケストラの10人が屋久島に到着 ©松竹ブロードキャスティング
屋久島町商工観光課に勤める女性職員が、町主催のコンサートに有名オーケストラと間違えてアマチュア吹奏楽団を招待したことを隠し通そうとすることで巻き起こる騒動を描いたコメディー。「作家主義」と「俳優発掘」を掲げた松竹ブロードキャスティングのオリジナル映画第3弾で、坂下雄一郎監督の商業映画デビュー作となる。
撮影は2015年7月に行われ、クライマックスとなる「離島開発総合センター」(屋久島町宮之浦)でのコンサートシーンには約230人の町民がエキストラとして参加した。港やホテル、役場や学校、橋やバス停など、住民や屋久島リピーターになじみ深い里の風景がふんだんに盛り込まれている。
試写会当日、舞台あいさつをした主演の中西美帆さんは「ロケでお世話になった島の方々の顔が並んでいて、胸がいっぱいになった」と目を潤ませた。
2017年1月21日より新宿武蔵野館(東京・新宿)ほか全国順次公開。全国に先駆けて1月14日に公開するガーデンズシネマ(鹿児島市)では、舞台あいさつも予定している。