鹿児島県・南日本放送のラジオ番組「やくしまじかん」が7月、放送開始から1周年を迎えた。
屋久島の魅力や暮らしを地元民にインタビューする形で伝える同番組。パーソナリティーの藤本真未さんが電話でインタビューを行う「はめつけ!やくしま!」(「はめつけ」は鹿児島弁で頑張れの意)と同番組企画者の日高武士さんがスマートフォンで録音したインタビュー「やくティブライフ」の2部構成。店主や山岳ガイド、教師、デザイナー、美容師など出演者はさまざま。出演者の活動や移住の経緯などを尋ね、その人柄を伝える。
屋久島で居酒屋を経営している日高さんは「元々ラジオが好きで、屋久島の情報を外へ発信していくためにコミュニティーFMを立ち上げたいと思っていた。居酒屋のお客さんにこの話をしたら、その人が偶然南日本放送の営業の方だった」と振り返る。その場で話が盛り上がり、同番組がスタートするきっかけとなった。
「屋久島へ来る観光客はどうしても山や海へ行ってしまう。このラジオを通して、町民の魅力を伝え、街に人を呼びたいと思った」と日高さん。1年間インタビュアーを務め、感じたことは「皆さんの屋久島が大好きという気持ち。表現の仕方や考え方が違っても、好きだという思いは同じ」と話す。
番組が好評のため、7月から奄美群島の魅力を伝える「あまみじかん」も始まった。
オンエアは毎週土曜13時30分~13時50分。鹿児島県内ではAMラジオ・ワイドFM対応ラジオ、県外ではradiko.jpプレミアムで聴くことができる。「あまみじかん」は毎週日曜17時15分~17時30分放送。