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屋久島で子ども料理教室 現役漁師とその妻が教えるトビウオのつみれ汁

大きなハマダイがさばかれる様子に熱い視線を注ぐ子どもたち

大きなハマダイがさばかれる様子に熱い視線を注ぐ子どもたち

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 屋久島町総合センター(屋久島町安房)で3月5日、子ども料理教室が開かれた。主催は鹿児島県熊毛支庁。

野菜たっぷり、すまし仕立てのつみれ汁の完成

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 島の南東に位置する安房港は日本一のトビウオ水揚げ量を誇り、一年を通して14種類ものトビウオを揚げている。

 この日は、2~3月が旬のハマトビウオを三枚におろし、刺し身とつみれ汁に仕立てた。講師は、魚食普及に取り組む「安房漁業集落」グループの現役漁師とその妻たち。

 最初に島で「チビキ」と呼ばれる高級魚、ハマダイをさばくデモンストレーションを見学した後、グループに分かれトビウオ料理に挑戦。初めて魚をおろすという子どもたちに一尾ずつトビウオが与えられ、うろこを落とすところから順を追って指導を受け、個性豊かな刺し身を仕上げていた。

 「島の子どもたちに屋久島の魚をふるさとの誇れる魅力として認識してほしい」と同庁林務水産課の厚地伸さん。来年度も3回開催予定だ。

 秋には、近海魚の競り販売や魚の目方当てクイズなどが盛り込まれた「安房漁業集落お魚祭り」も予定する。

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