「samana(サマナ) hotel Yakushima」(屋久島町尾之間、TEL 0997-47-2011)が4月下旬、オープンする。
今春オープンする「samana hotel Yakushima」のイメージ
「sankara hotel & spa 屋久島」(麦生)を運営する平川商事(大阪府八尾市)グループによる屋久島2つ目のホテル。2024年1月9日に休館した「ホテル屋久島」をリニューアルし、リブランディングを行った。同島南端の谷崎鼻に立ち、ホテルの目の前には海が広がり、後方にはモッチョム岳がそびえる。「samana」は、サンスクリット語で「調和」を意味し、眺望をはじめ、温泉、食材、文化など「ホテルに滞在する時間もその土地との『調和』を感じられるように」と名付けたという。
客室数は、30平方メートルのスタンダードツインが38室で、室内に温泉を引いた60平方メートルの温泉スイートが4室。館内にはビュッフェレストランとバー、源泉掛け流しの天然温泉が備わる。
sankaraエグゼクティブシェフの武井智春さんが監修したレストランでは、宮崎県都城市の自社農場から届く畜産物や屋久島の農海産物などを使った料理を提供する。バーには、海を望むテラス席も設けた。レストラン、バー、温泉共に、ビジターの受け入れも予定している。
広報担当者の八巻昌宏さんは「大人の宿泊者1回の滞在につき200円を積み立てる『samana基金』を設立し、屋久島の自然環境保護などにつながる活動を行う企業や団体に寄付を行う予定」と話す。
2名2食付き1室当たりの宿泊料金は、スタンダードツイン=5万1,000円~、温泉スイート1部=11万7,000円~。