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屋久島で4年ぶり地区対抗駅伝大会

号砲で一斉に宮之浦をスタートする第1走者

号砲で一斉に宮之浦をスタートする第1走者

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 第12回屋久島町駅伝競走大会が11月19日に、役場本庁舎をゴールとする特別コースで開催された。

ガッツポーズで1位ゴールインする最終ランナー

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 2009(平成21)年の第1回大会以降、2019年の第11回大会まで毎年開催されていたが、新型コロナウイルス感染症対策のために中断していた。4年ぶりとなる今回は、距離を大幅に短縮した特別コースで実施した。

 前半と後半の2部構成で行い、前半は宮之浦区、後半は安房区をスタートし、いずれも空港近くの役場本庁舎にゴールするコース。距離は両コースとも約9.5キロ、走行時間は30~40分。前半と後半の合計時間で総合順位を争う。町全域から13チームがエントリーし、前半6人、後半6人の選手が年齢・性別ごとに割り当てられた区間を走ってたすきをつないだ。複数の地区で編成したチームや、複数チームをエントリーした地区もあった。

 結果は、前半の優勝が宮之浦Aチーム(33分03秒)、2位八幡A、3位安房A。後半の優勝は楠川・小瀬田(34分42秒)、2位宮之浦A、3位八幡A。総合優勝は宮之浦A(1時間08分01秒)、2位楠川・小瀬田、3位八幡Aとなり、AとBの2チームをエントリーしている地区の活躍が目立った。レース終了後の閉会式では、チームの成績発表に加え、各区間の区間賞と各チーム1人ずつの敢闘賞が発表された。

 島では、合併によって現在の屋久島町が誕生する以前から駅伝が行われていた。今回審判長を務めた榎光徳さんは、旧上屋久町(北部)が1970(昭和45)年に開催した第2回上屋久町駅伝大会に高校生ランナーとして参加した。当時は宮之浦区の2チームと、隣接する楠川区の2チームで争った。その後参加する地区が増え、旧上屋久町全体のイベントとなった。

 2007(平成19)年に旧屋久町(南部)と合併した際、それまで別々に行われていた駅伝大会をどのように統一するか議論されたが、結局、1年ごとに南部と北部で交互に開催することになった。南部のコースに北部の一部集落、北部のコースに南部の一部集落を含むように延長され、2009(平成21)年の第1回屋久島町駅伝競走大会の開催となった。

 2019年に屋久島町の新しいシンボルとなる本庁舎が完成したことを機に、本庁舎を利用したコースの検討が開始されたが、新型コロナウイルス感染症対策のため翌年の大会は中止となった。4年間の空白期間を経た今回は、運営の感覚を取り戻すため距離を短くし特別コースを設定した。来年以降のコースは未定という。

 屋久島では、種子島の1市2町と屋久島町が参加する熊毛地区市町対抗駅伝競走大会が12月3日に予定されている。コースは、本庁舎スタート、ゴールで、宮之浦と安房で折り返す8区間36.2キロ。

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