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屋久島で盛久神社再建プロジェクト始動 地杉使い親しみある社殿目指す

現在の盛久神社拝殿

現在の盛久神社拝殿

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 盛久(もりひさ)神社再建実行委員会(屋久島町安房、TEL 0997-46-2938)が神社再建プロジェクトを始めて1カ月がたった。

募金箱と寄付者に贈呈する特典

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 平家の武将である平盛久を祭る同神社は、地域の伝統行事の出発地点として使われるほか、屋久島里めぐり推進協議会が行う「春牧の里めぐり」でも冒頭で参拝が行われるなど、島内外の人々が訪れる名所の一つになっている。

 1977(昭和52)年に建設された現在の拝殿は、老朽化により区民や一般参拝者が安心して参拝できる状況になく、全面的な改築を決定。再建に必要な費用の一部を集めようと、区長を中心に春牧区青年団、消防団、老人クラブ、育成会などの団体が集まり、盛久神社再建実行委員会を設立。8月にプロジェクトを始動した。

 本坊酒造(屋久島町安房)では、売り上げの一部を神社の再建費として寄付するため、600本限定で記念焼酎「盛久(900ミリリットル=1,540円)」を製造。本坊酒造と岩川米穀酒店で販売している。

 春牧区長の松本薫さんは「盛久神社は区民にとって地域の絆を象徴する場所。現在の社殿は50年もの間、頑張ってくれた。屋久島の杉を使い、子どもから年配者まで多くの人々が利用しやすい親しみある神社にしたい」と話す。

 拝殿内では現在、平盛久にまつわる展示を行っており、無料で一般公開している。寄付は春牧福祉館で12月末まで受け付けており、寄付者には芳名板記載のほか、盛久のロゴ入りオリジナルステッカーやエコバッグを進呈する。建物は来年の初詣を終えた後取り壊す予定という。

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