屋久島町初の子育て支援センター「ぽかぽかの木」が7月3日、屋久島町総合センター(安房)2階にオープンした。
児童福祉法に基づく「地域子育て支援拠点事業」の実施と、子どもの健やかな成長を地域全体で支えることを目的に設置された施設で、子育て中の親子が気軽に集い、相互交流や子育ての不安・悩みを相談できる場を提供。子育て施設などで勤務した経験を持つ専任スタッフが2人以上常駐し、子育てに関する相談や情報提供を行う。
施設内には、0歳~就学前の子どもを対象にしたプレールームや赤ちゃんコーナーのほか、授乳室や流し台、おむつ交換台を完備。事務室横には、スタッフと話ができる個別相談室もある。「ぽかぽか陽気の日に、大きな木の下で一休みするようにのんびりできる親子の居場所を」との思いから「ぽかぽかの木」と名付けた。
オープン当日は、町内の保育園長らを招いて開所式が行われた。町長は「子育て世代が長年待ち望んでいた施設がオープンした。こじんまりした施設だが、多くの親子が集い、交流の輪を広げられる場になることを願っている」と話す。福祉支援課からは、設立までの経過報告と、招待客への地域子育て関連情報の提供要請があった。2月に実施したニーズ調査の結果を基に、講習会を実施することも報告。4人の専任スタッフの紹介や、招待された親子・町長らによる記念撮影も行われた。
開館時間は9時30分~12時、14時~16時30分。土曜・日曜・祝日休館。利用無料(保護者の同伴が必要)。