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屋久島のカフェ「JANE」が9周年 手間暇かけたオリジナルカレーが自慢

店舗外観

店舗外観

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 屋久島環境文化村センター内にあるカフェ「JANE(ジェーン)」(屋久島町宮之浦、TEL 0997-42-2260)が11月、9周年を迎えた。

福島さんのアンティークコレクション

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 店主の福島哲生さんによると、店名は屋久島に移住する前に37年間経営していたジャズ喫茶の店名から一部を使ったという。

 鹿児島からの高速船やフェリー乗り場が近くにあり、インフォメーションセンターと同じ施設内にある同店。外国人の来店者も多く「どこの国の人が来ても満足してもらえるよう、メニュー、内装、音楽、全て都会に負けないクオリティーを提供している。『日本の文化を売る』仕事だと自負している」と福島さん。

 メニューは「JANEオリジナルカレー」(1,000円)や「とび魚丼定食」(1,200円)、外国人に人気の「屋久島紅茶のシフォンケーキ」(400円)「自家製たんかんアイス」(600円)など。オリジナルカレーは、一日煮込んだキチンスープと8時間炒めたタマネギを、さらに2日間煮込んで完成させる。付け合わせに使うぬかみそまで手作りし、手間暇かけた料理を提供する。

 コーヒーは20種類の豆から毎日選び、焙煎(ばいせん)する。紅茶は100種の茶葉を用意し、ダージリンだけでも7種そろえているという。女性からの注文が多いという「アイスカフェオレ」(550円)は「ストローを使わず、かき混ぜないことがよりおいしく飲むポイント」と福島さん。クレマ・コーヒー・ミルクの3層に分かれ、初めはクレマでクリーミーなコーヒー、苦いコーヒー、最後に甘いミルクの順で変化する味わいを楽しめる。

 店内には福島さんが集めた骨とう品やアンティークの食器を飾る。同店を訪れた鑑定士の中島誠之助さんが、雑誌に寄せたエッセーで触れた品もあるという。

 福島さんは「座って落ち着き、食べて喜んでもらう。人に感動を与えられることが喜び」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~17時。

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