クラシック音楽コンサート「クラリネットの響き」が11月13日、屋久島離島開発総合センター(屋久島町宮之浦)で開催される。
「クラリネットの響き」コンサートは、未来の文化活動を担う子どもたちが若い内から洗練された音楽・芸術を目の前で体感できるようにと、福岡県内で2020年に始まった。コロナ禍で音楽活動が制約を受ける中、九州管弦合奏団のクラリネット奏者・山田美裕貴さんの「何かできることから始めたい」との思いに仲間たちが賛同した。福岡市内でこれまで3回開催され、市外での開催は今回が初めて。
来島するメンバーは9人。NHK交響楽団(N響)の首席クラリネット奏者・伊藤圭さんは、N響での演奏をはじめ、国内外問わず数々のオーケストラとも共演する日本を代表する奏者。教育活動にも力を入れている。今回は屋久島の幅広い年齢層の人たちが気軽に楽しめるよう選曲したという。
コンサート前半はクラリネットとピアノ曲を中心に、後半はクラリネットのアンサンブル編成となる。曲に合わせて何種類かのクラリネットを使い、解説を交えながら初心者にもクラリネットの魅力が伝わるよう工夫し、楽しいひと時を目指すという。
14時30分開場、15時開演。町民の入場料は、学生=1,000円、一般=2,000円。自家用車での移動が多い島内事情に配慮して、学生を引率する大人は入場料を1,000円にする。