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屋久島版SDGsボードゲーム 町内各小中学校へ配布

屋久島版「Get The Point」をプレイする子どもたち

屋久島版「Get The Point」をプレイする子どもたち

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 SDGsを楽しみながら理解できるボードゲーム「Get The Point」の屋久島版の贈呈式が5月6日、安房小学校で行われた。

贈呈式の様子

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 「Get The Point」は資源を使ってアイテムを作成し、ポイントの合計点を競うボードゲーム。屋久島町教育委員会が屋久島版の製作を企画。町内のホテル「sankara hotel & spa 屋久島」のサンカラ基金によって製作された。昨年から小中高生を中心にSDGsに親しむワークショップを行い、700人以上にアンケートを取るなどし、約1年かけて完成させた。

 安房小学校に贈呈されたのは製作した200セットのうち、20セット。残りは町内全ての小中学校と屋久島環境文化財団に配布する。パッケージはYakushima Filmが提供した風神杉の写真を使ったオリジナルデザイン。ゲーム中にもトビウオやタンカン、屋久島地杉などの特産物や、水力発電といった屋久島ならではのキーワードが登場する。

 贈呈式の後には5年生20人が実際にプレー。4人1組で5つのグループに分かれ、1ゲーム目は個人の合計点、2ゲーム目はグループごとの合計点を競った。子どもたちは和気あいあいとゲームに熱中し、グループ戦では「どうすれば資源を持続的に活用できるか」を自発的に話し合い、アドバイスし合う様子も見られた。

 ゲームを終えると「SDGsって大切なんだと思った」「資源を今までより有効活用したい」「2030年までにSDGsを達成できるのかなと思ったけど、自分たちが協力して達成できるようにしたいと思った」「未来を僕たちがつくり上げている感じがして感動した」などと感想を述べた。

 今後は町内の各小中学校で、このボードゲームを使った授業を実施する。

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