屋久島のガイド会社「山岳太郎」(屋久島町安房、TEL.0997-49-7112)が2月24日、「エコツーリズム大賞」優秀賞を受賞した。
「山岳太郎」オフィスには、クライミングウォールとアウトドアショップも併設
「エコツーリズム大賞」は、エコツーリズムに取り組む事業者、団体、自治体などを対象に、優れた取り組みを表彰するもの。環境省と一般社団法人日本エコツーリズム協会の共催により、2005(平成17)年から毎年実施されている。
審査基準は、「地域の体験または情報が良質に提供されているか」「地域資源の保全と持続的利用に向けた取り組みがなされているか」「地域の振興や活性化に貢献しているか」の3点。
山岳太郎代表の渡辺太郎さんは、ガイド仲間たちと屋久島高校の生徒との縄文杉登山や、クライミングコースの開拓にも取り組んできた。エコツアーと並行して地域活動でエコツーリズムの推進に寄与しているところも評価された。目下、農園も整備中で、観光農園などの新たな事業にも取り組む計画。「縄文杉、白谷雲水峡への集中を緩和することが、今の課題。里地の魅力を発掘することで、島の観光に貢献していきたい」と展望を話す。