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屋久島の畳店がベビー用品 育児の実体験基に新商品販売や商品開発

「グランモッコ」を装着した店主の中島拓也さん

「グランモッコ」を装着した店主の中島拓也さん

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 中島タタミ店(屋久島町宮之浦、TEL 0997-42-1152)がおんぶひも「グランモッコ」の取り扱いを始めて1カ月がたった。

人形を使い、商品について丁寧にレクチャーしてくれる

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 中島タタミ店の店主・中島拓也さんと妻の浩予さんが畳と赤ん坊の発達について学んだ際、熊本県の理学療法士の紹介で、同県内で製造されているおんぶひも「グランモッコ」を知ったのが取り扱いのきっかけという。高い位置でおんぶができるので、赤ん坊と親の顔が近くなり、親と同じ視線を共有できるのが特長。授乳ケープやおむつ替えシート、ブランケット、おくるみとしても利用できる。

 拓也さんは「1歳の次男はこのおんぶひもを広げると、自分から寝転びに来るほど気に入っている。赤ちゃんの期間は父親より母親と一緒にいる時間が長いのが一般的かもしれないが、朝のひげそりや歯磨きの時間に使ってみるだけでも、父親と子どものコミュニケーションが取れ、母親の忙しさも軽減できる」と話す。「女性だけでなく、自身の体験を基に男性に勧めたい。男性が使うことで、家庭が丸く収まるのでは」と笑顔を見せる。

 通常の畳の4分の1サイズの畳「T1/4(ティークオーター)」は、フローリングのスペースが増えている現代の住宅に合わせ、プロダクトデザイナーと製作。1枚がちょうど赤ん坊を寝かせたときのサイズで、成長に合わせて使う枚数を増やせる。上質な国産イグサを使っているので、子どもがなめても安心という。使わないときは小さなスペースに収納できる。幅が短いので、処分されてしまう短いイグサを活用できる。通常の畳同様、表面の交換が可能で繰り返し使える。

 保育士の浩予さんが手作りする1歳の餅踏み祝い用のイグサの草履も販売する。「長男の餅踏みで稲わら草履を履かせるのに苦労した。チクチクするからか、泣いた写真ばかり残っている。国産のイグサで編んだらチクチクしないのではと思い立ち、作ってみたところ次男の餅踏み祝いではすんなり履いてくれた。ゴムが伸びる鼻緒とかかと止めで、装着も簡単。これを履かせて笑顔の写真を残してほしい」と拓也さん。ひもの色は赤、屋久島の地杉染め、2色をより合わせたひもの3種類。

 価格は、グランモッコ=1万4,300円~、T1/4(ティークオーター)=1万2,100円~、草履=2,200円~。

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