ラーメン専門店「お食事・酒処 たぶ川」が2月9日、店名も新たに「ラー麺LABO たぶ川」として移転オープンした。
場所は空港近くの複合商業施設の一角。ホームセンター「SOMES(サムズ)屋久島店」が隣接地に引っ越した後、旧店舗を大幅に改装してカフェ、多目的スタジオ、DIY工房などが入る商業施設に。施設全体は3月にオープンの予定だが、「たぶ川」が先行して営業を始めた。
店主の山之内さんは屋久島の椨川(たぶがわ)集落出身。東京で修行を積んだ後、島に戻って実家近くの民家で料理店「お食事・酒処 たぶ川」を始めた。2年半ほど前、ラーメン店を始めるために厨房(ちゅうぼう)の床がコンクリート張りの楠川集落の店舗に移転したところ「大盛況になった」と言う。店舗が手狭になり、移転・リニューアルオープンを決めた。
屋久島の杉をふんだんに使った店内は、カウンター12席とテーブルが4台あり、定員28人。満席になっても、「厨房の巨大なダクトが確実に排気してくれる」(山之内さん)と言う。
「これまで屋久島になかったラーメンを味わってほしい」とも。メニューには11種のラーメンが並び、1番人気のとんこつラーメンなど定番に加え、あさりラーメン、台湾ラーメンなどの変り種も用意する。客の希望を聞きながら少しずつメニューを追加していったという。
新しい店名「ラー麺LABO」には「意見があれば遠慮せず聞かせてほしい」という思いも込めている。
営業時間は11時~14時。月曜定休。