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屋久島の景色を卓上に 10年間通った島の写真で作るカレンダー

卓上カレンダーの表紙

卓上カレンダーの表紙

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 屋久島在住の写真家・鈴木淑(しとか)さんが12月、卓上カレンダーを発売した。

12月のカレンダー

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 「大学生の時から写真を撮るのが好きだった」という鈴木さんは、2009(平成21)年に初めて屋久島を訪れてからほぼ毎年、神奈川県と屋久島を行き来した。2019年に長年勤めた会社を退職し、今年3月移住に踏み切った。卓上カレンダーは屋久島の里や山、森の中でこれまでに撮影した風景写真から厳選した13枚の写真を使って仕上げた。

 鈴木さんは「きれいな景色を見た時のうれしい気持ちを、誰かと一緒に感じたかった。今年は特に新型コロナウイルスで外出しにくく、自然を求める人が今まで以上に多かったように思う。私の周りにも、屋久島に来たくても来られなかった知人が何人もいた。そんな人に少しでも屋久島の景色が届くよう気持ちを込めて製作した」と話す。

 「1月は『気持ちも新たに迎えられるように』と日の出の写真で始まり、3月~5月は生き生きと生命力あふれる自然風景、6月~8月は涼やかな水の写真を選ぶなど、月ごとにどんな写真を見たいか想像しながら、全体のバランスを考えて選んだ。人と自然は切っても切り離せない。身の回りにある自然に目を向け、自分も自然界の一部であることを感じてもらえたらうれしい」とも。

 鈴木さんは写真家のほかにハワイアンボディケア・ロミロミのセラピストとしても活動する。これまで世界30カ国以上を旅し、旅先で撮りためた写真で写真展を開催。昨年は書籍「女ひとりで26日間 ヒマラヤを歩いてみれば~大自然と自分に繋がる旅~」を出版した。

 価格は1,500円。B6サイズ。

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