屋久島町安房の春牧区青年団が12月24日、サンタクロースとトナカイに扮(ふん)し、集落の子どもたちにプレゼントを届けた。
この日訪問したのは事前に町報の折り込みで希望を募った5家庭。各家庭の父母からプレゼントを預かり、子どもたちの名前と伝えてほしいメッセージを記入してもらった。サンタクロースは小雨の中、クリスマスソングと鈴の音を鳴らすトナカイと共に各家庭を訪問し、扉が開くと「メリークリスマス」と祝って大きな袋の中からプレゼントを取り出し、子どもたちに手渡した。
子どもたちは突然のサンタクロース訪問に驚いたり、喜んで飛び跳ねたりしてプレゼントを受け取ると笑顔でサンタクロースにお礼を言った。春牧区青年団長の中島友野さんは「宮之浦青年団がサンタクロースの活動をしていることを知り、今回初めて春牧区で実施した。自分が育った春牧区の子どもたちに、もっと喜んでもらえる活動をしていきたい」と話す。
「今年は新型コロナウイルスで多くの行事が中止となったが、こういうときこそ子どもたちに夢と笑顔を届けたい」とも。