宮之浦港に程近い「シーサイドホテル屋久島」(屋久島町宮之浦、TEL 0997-42-0175)が、4月26日から1カ月以上に及ぶ休館を経て、6月1日に営業を再開した。
再開に当たり、館内の消毒を行い、外来客の朝食や入浴受け入れは取りやめ、サウナ営業を休止、ビュッフェ形式の朝食を配膳形式にするなどして、感染予防に努める。
6月の予約はまばら。対策として7月12日まで、外来客を対象に寿司セット(2,200円~)やステーキセット(1,650円~)などの期間限定ディナーメニューを提供し、地元利用を喚起する。1泊2食付き1人8,940円~の鹿児島県在住者限定の割引プランも用意した。6月30日まで。
営業本部の鶴田有美さんは「新型コロナウイルスの影響だけでなく、インターネット予約の普及などにより、旅行スタイルが変化。団体旅行が減り、個人旅行が増えてきている。料理の見直しやSNS対策を重ね、個人のリピーターを増やしていきたい」と話す。
同館は、新型コロナウイルス流行前から決まっていたリブランディングの最中。休館中に外壁の塗り直しを終え、来年に向けてロビーの改装も予定されている。5月13日には、鹿児島銀行の本社ビル「よかど屋久島」(鹿児島市金生町)内に、屋久島のアンテナショップ「kinoto(キノート) Yakushima」もオープンさせるなど、屋久島観光の新たな可能性を切り開く取り組みにも力を入れる。
6月30日まで、インスタグラム上で「私の好きな屋久島」フォトコンテストも開催中。特定のハッシュタグを付けて屋久島写真を投稿したフォロワーの中から、抽選で宿泊券などを進呈する。