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やくしま森祭り 島内外の観客集め、一夜の音楽イベント

稜線(りょうせん)がゆっくりと浮かび上がる(2015年の様子)

稜線(りょうせん)がゆっくりと浮かび上がる(2015年の様子)

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 今年で11回を迎える音楽イベント「やくしま森祭り」のチケット販売が9月8日、始まった。島内16カ所の飲食店や商店で受け付けている。

酒井敦美さんによる光の切り絵(2015年の様子)

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 開催は10月15日、会場は宮之浦川中流に広がる屋久島総合自然公園(屋久島町宮之浦)。参加ミュージシャンは、スキマスイッチの大橋卓弥さん、露崎春女さん、塩谷哲さんなど、一線で活躍する面々。発起人でもある歌手の池田綾子さんは、第1回から欠かさず出演している。

 池田さんは2006年、テレビ番組の撮影を通して、屋久島のガイド大野睦さんと出会い、意気投合。「子どもから大人までみんなで楽しめる音楽祭を届けたい」との2人の思いから、祭りを企画した。

 出演するミュージシャンは全て無償。祭りへの入場料(一般5,000円、屋久島町民2,000円、中学生以下無料)は「寄付」とし、経費を除いた額を「やくしま森祭り基金」として積み立て、島の子どもたちに還元することを検討している。

 今年は、初の試みとして、インターネット投票による出演者の公募も行われた。グランプリに選ばれた静岡県のウクレレ奏者ハヴケイスケさんが、オープニングアクトを務める。

 文字通り森の中、野外ステージ前の芝生にボランティアスタッフや観客が2000本ものキャンドルをともし、暮れなずむ山々を背景にライブが始まる。満月となる翌16日を前に、天候に恵まれれば木々の間から昇る丸い月が見られる。

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