NPO法人屋久島国際写真祭(屋久島町安房、TEL 090-3607-7263)が2月28日、ワークショップ「イメージ通りの写真を撮る方法」を開いた。
NPO法人屋久島国際写真祭(以下YPF)は屋久島で写真家・参加者・島民が交流できる写真祭の開催や、フランスや国内各地で屋久島の魅力を発信する展覧会を行う団体。代表で写真家の千々岩孝道(ちぢいわこうどう)さんがこの日の講師を務めた。
教師、宿オーナー、主婦など9人が参加し、冒頭の自己紹介で「屋久島の奇麗な風景を写真に撮りたい」「自身のビジネスに生かしたい」「せっかくカメラを持っているが、使いこなせない」などそれぞれ参加理由を発表した。
参加者は集合場所の安房公民館でスライドを使った講義を受け、写真とカメラの仕組みやカメラの基本的な操作について学んだ。空間をカーテンで区切り、一方向の光が入る状態で光を意識したポートレート撮影も行った。後半は春田浜海水浴場へ移動し、絞りやシャッタースピード、構図の違いについて、それぞれ実践を交えながら学んだ。
YPFの千々岩和喜子さんは「スマートフォンの普及で写真が身近なものになったが、カメラを持て余していたり、自分の思い描く写真が撮れないと悩んだりしている人もいるのではと思い企画した。カメラの仕組みやちょっとしたテクニックを理解することで、写真に自分の感動や表現を加える楽しみを感じてもらえたら」と話す。