NTT西日本が1月8日、屋久島で5月1日から光ブロードバンドサービス「フレッツ光」の提供を始めると発表した。
昨年10月に始まった光回線敷設工事は、ケーブルの架線作業が間もなく終わり、ケーブル同士の接続を行って年度内に完了する。提供サービスは、月額利用料定額の「フレッツ光ネクスト」と、通信量によって月額利用料が決まる2段階定額制の「フレッツ光ライト」を用意。申し込み受け付けは4月1日から行う。
今回サービスを始めるのは、屋久島に7カ所ある電話交換局のうち、屋久島(宮之浦)、小瀬田、安房、尾之間の4交換局のエリアで、市内局番が42、43、46、47、49の地域(対象地域でも利用できない場合あり)。
屋久島では、光回線の敷設経費は自治体の負担金と国の補助金で賄うが、敷設するのはNTT西日本であり、本土と同じ「民設民営」方式。このため初期費用や月額利用料は本土と同じ。NTT西日本の担当者は「サービス開始直後は申し込みが集中するので、十分な人員を配置して遅延なく利用できるよう心掛ける」と話す。
NTT西日本では2月21日、光ブロードバンドサービスに関する住民説明会・相談会を14時と19時の2回、役場本庁舎(屋久島町小瀬田)で行う。内容は2回とも同じで、説明会後は個別相談の時間も設ける。