レンタカーの受付兼カフェとして8月にオープンした「CAFE Kitchen HUB(カフェキッチンハブ)」(屋久島町宮之浦、TEL 0997-42-3100)が9月22日、「シェアキッチン」を始めた。
シェアキッチンは屋久島で最も人口の多い宮之浦地区の幹線道路沿いに立つ、117平方メートルの広々とした店舗を1日から借りることができるサービス。店舗には飲食店営業許可が付いており、食品衛生責任者の資格を持つスタッフが、メニュー構成からチラシ作り、告知まで利用者と相談しながら対応に当たる。利用者は、サービス内容に応じて売り上げの一部を店舗に収める仕組み。
最初の利用者は、イタリアンのシェフ。初回のみ日曜になったが、今後は毎週土曜の夜、「Kitchen HUB(キッチンハブ)」の屋号そのままに、料理を提供する。「首折れサバのカルパッチョ」(1,100円)や「なまり節と玉ねぎのサラダ」(500円)など、地元食材を生かしたメニューのほか、「自家製スモークベーコンのカルボナーラ」(980円)やティラミス(550円)といった定番イタリアンも並ぶ。
「デスティーノレンタカー」のオーナー荒田知宏さんが、「観光客と島民が集う『HUB』となるシェアスペース」の構想を練っていたところ、飲食店経験豊富なスタッフの堀梓さん、物件との出合いが重なり、オープンにこぎ着けた。
昼間は、レンタカーの受付兼カフェとして営業しているが、受付に支障がなければ、日中にカフェスペースを借りることも可能。堀さんは「1日出張販売などを島内のお店にも働き掛け、交流を深めていきたい」と話す。
カフェの営業時間は9時~18時。