屋久島町楠川の県道沿いにある「島のかおりラボ やわら香」(屋久島町楠川、TEL 0997-42-0109)で現在、ワークショップ「島の香りのネックレス作り」を行っている。
屋久島産の地杉から抽出されたエッセンシャルオイルやグッズなどを販売している同店。店長の妹尾尚美さんが「気軽に香りを楽しんでもらいたい」と同ワークショップを企画した。
屋久島のサンゴと地杉のパーツを使い、オリジナルのネックレスを作る。サンゴに好みのエッセンシャルオイルを数滴垂らすと、ふんわりと香りを感じるネックレスが完成。サンゴは表面に無数の小さな穴が開いており、エッセンシャルオイルの香りを長時間キープするのに適しているという。
エッセンシャルオイルを購入しても別の道具が必要だったり、家族に気を使ったりと「新しいものを日常に取り入れることの難しさ」を感じていたという妹尾さん。サンゴのネックレスを身に着けていると「素敵ですね」と島内外の人から声を掛けられることが多いといい「香りを楽しんでいただく一つのきっかけになれば」とワークショップへの参加を呼び掛ける。
同店は、代表の渡辺優子さんが「屋久島の自然素材を使った商品を作り、屋久島に還元していきたい」という思いで仲間と立ち上げた。商品の原料作り、加工、販売までを行い、「屋久島の香り」をキーワードに林業の6次産業化に取り組んでいる。
小中学生の親子を対象にしたマッサージ教室も開いている。「エッセンシャルオイルが一つあるだけで、こんなふうに毎日が豊かになるという提案を今後もしていきたい」と渡辺さん。
開催時間は11時~、13時~、15時~、17時~(各30分程度)。予約優先。9月13日まで。