屋久島町に小屋カフェ「日と月と」(屋久島町安房)がオープンして4カ月がたった。
土産物店「杉匠」の駐車場内のスペースを借り、4月1日オープンした同店。気軽に立ち寄れるドリンクスタンドとして、コーヒーや季節のフルーツを使ったソーダなどを提供している。店主の川口明子さんが、移住をきっかけに「やりたいことをやってみよう」と開いた。
「とても人見知り」という川口さんは、来店客と会話するため工夫を凝らしている。各国の言葉で「夢がかなう」と書かれた「ドリカムベンチ」や言われてうれしかった言葉をおみくじにした「言葉みくじ」など、会話のきっかけになるツールを用意。「旅の思い出は短くても印象に残るから」とコミュニケーションを大切にしている。
メニューは、さっぱりした浅いりの「いってらっしゃいコーヒー」(7時~10時限定、ブラック=350円、カフェラテ=400円)、深いりの「おかえりなさいコーヒー」(10時1分~17時限定、ブラック=400円、カフェラテ=450円)、「スパイスミルクチャイ」「自家製ジンジャーエール」(以上400円)など。そのほか、季節限定メニューとして旬のフルーツを使ったソーダやシェイクを提供している。
「観光客が困ったとき、いつでも質問に行ける場所になろう」と毎日営業している同店。出勤や休憩、観光終わりのホッと一息など、一日のさまざまなタイミングで利用できるよう朝7時から開いている。
ウエディングプランナーの仕事もしている川口さん。「ウエディングでは、相手と一生付き合っていくつもりで仕事をしている。このカフェでは、一瞬の出会いの中で相手にどう喜んでもらうことができるか、チャレンジしていきたい」と意気込む。
営業時間は7時~17時(夏季は18時まで)。