種子屋久高速船宮之浦営業所(屋久島町宮之浦)の待合所に現在、地元小学生の手掛けた観光案内ポスターが掲出されている。
制作したのは、一湊小学校(屋久島町一湊)の3年生から6年生までの児童19人。一湊小学校の校区は、島の北部、吉田、志戸子、一湊の3集落。社会科や総合的な学習の時間で学んだ地域の情報を多くの人々に伝えようと、1人一枚ずつテーマを決め、ポスター作りに取り組んだ。
取り上げているのは、校区内の「一湊海水浴場」やダイビングスポットの「元浦」、サバ節工場や茶園のほか、猫の出没スポットや地元民が親しむ砂浜など、一般のガイドブックには載っていない情報も並ぶ。自ら撮影した写真や教員が用意した写真を基に、それぞれがマウスで描いたイラストなどを加え、見出しや文章を足してパソコンで仕上げた。
廣原俊一校長は「独自に追加取材を行ったり、夏休みの自由研究を発展させたり、授業の成果以上の取り組みを見せてくれた」と話す。
待合所の営業時間は8時30分~17時30分。ポスター展示は1月中旬ごろまでを予定する。