屋久島町安房の如竹(じょちく)通りで11月4日、「屋久島夢祭り~未来へのメッセージ~」が開催された。
今年で4回目となる同祭り。1万4000基を超える灯籠に明かりをともし、秋の夜長を楽しむ。メイン会場は、江戸時代前期の僧で儒者でもある安房出身の泊如竹を祭った「如竹廟(びょう)」。安房漁港までの川沿いの道を歩行者天国にし、住民が屋久島の竹で作った灯籠や島の子どもたちがペットボトルで作った灯籠が並んだ。
この日は満月と重なったため、1840発の打ち上げ花火と海から昇る満月の競演に来場者から歓声が上がった。
屋久島町商工会・安房支所の村田泰輔所長は「年々参加者が増え、秋の風物詩ともいえる祭りになってきた。今は住民中心の祭りだが、観光客が来ても楽しめるはず」と話す。
来年の開催も11月の第1土曜日を予定している。