屋久島町の永田川で7月28日、スタンドアップパドルボード(以下SUP)の体験イベント「真夏のSUP体験 in 永田」が行われた。
SUPは、サーフボードよりも大きなボードの上に立ち、パドルで水をこぐウオータースポーツ。ボードの安定性が高く、初心者でも容易に立つことができ、海や湖、川でも楽しめることから世界中で人気が高まっている。屋久島では2011年ごろから広まった。
2014年の宮之浦川に続き、2年ぶり2回目となる同イベント。開催のきっかけについて、主催者の田中宏樹さんは「集落のまちおこしに関わる中で、永田川や川から見える風景の美しさをたくさんの人に伝えたいと思ったから」と話す。当日は区長が参加者へあいさつに訪れるなど、集落全体が協力。SUP体験後は、永田公民館で希望者と永田区民が参加し、交流を図るためのバーベキューが行われた。
同イベントのほかにも、郷土料理を島民から習うツアーや農作業の手伝いをするツアーなど、観光客が島民と交流できるイベントを企画している田中さん。「まちおこしのため、屋久島でできることは全部やりたい。屋久島の自然の魅力も人の魅力も伝わるイベントができれば」と意欲を見せる。