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屋久杉自然館で「屋久杉巨樹・著名木展」 30年ぶりに図録も改訂

この30年で新たに確認、命名された巨樹を紹介するコーナー

この30年で新たに確認、命名された巨樹を紹介するコーナー

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 特別展「いのちをつなぐ-屋久杉巨樹・著名木展-第2回屋久杉巨樹・著名木調査報告」が現在、屋久杉自然館(屋久島町安房)で開催されている。

屋久杉自然館の本館1階ギャラリーで開催中の「いのちをつなぐ-屋久杉巨樹・著名木展」

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 同展は1995(平成7)年に第1回を開催。第2回となる今回は、30年の間に弥生杉の倒伏や、その他7本の巨樹の枝が折れるなど様変わりした山の様子や、新たに確認・命名された巨樹などの写真に調査データを添えて展示する。

 調査は林野庁の「屋久島森林生態系保全センター」を中心に2022年に実施。調査項目は高さや着生している植物など12項目。

 第1回の展示内容は図録「屋久杉巨樹・著名木」(同館発行)にまとめ販売してきた。今回の展示内容も反映した改定増補版の図録として出版する。

 第1回の調査にも参加した同館の松本薫館長は「大きさや樹齢に目が行きがちだが、巨樹それぞれが持つ個性も味わい深いので注目してほしい。30年前の写真もたくさん展示しているので、登山の前後に来館して森の変化も知ってもらえれば」と話す。

 開館時間は9時~17時。第1火曜休館(5月・8月は無休)。入館料は、大人=600円、高校・大学生=400円、小・中学生=300円。島民は無料。来年7月20日まで。

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