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屋久島ロケ映画「東京ウィンドオーケストラ」 監督が屋久島で感じたこと

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 屋久島の島民が出演し島の魅力や暮らしを伝える番組「やくしまじかん」(MBCラジオ)の80回目が1月7日に放送され、パーソナリティーの藤本真未さんがインタビューを行う「はめつけ!やくしま」に映画「東京ウィンドオーケストラ」の監督・坂下雄一郎さんが登場した。
映画のワンシーンより ©松竹ブロードキャスティング

――監督した映画のロケ地が屋久島ということですが、なぜ屋久島を舞台にしようと思ったのでしょうか。

 もともとシナリオに場所の指定はなく、企画の段階でプロデューサーの方と候補地を探しました。その結果、物語の舞台に適していたことはもちろん、地元の方のサポートが受けられるということで屋久島に決まりました。島民の皆さんの協力体制がしっかりしているというのが大きな決め手になりました。

――屋久島に持っていたイメージと上陸後のイメージは違いましたか。

 自然豊かな島なんだろうなと思っていたら、やはり自然がとても印象的な場所でした。島全体が一つの山のような形をしていて、高さのある町で新鮮な印象を受けました。

――ロケ期間中に苦労したことなどあれば教えてください。

 大体2週間のロケでしたが、7月上旬の梅雨明け前の時期で雨が多く、スケジュールがよく変更になり、そこが大変でした。突然降ったり、突然やんだり、ある場所では降っていないのに、別の場所では降っていたり、独特の気候だと思いました。自然とも協力しながらの撮影になりました。

――どのような場所で撮影しましたか。

 主に宮之浦と安房を中心に撮影を行いました。その他、町立中央中学校や演奏は屋久島離島開発総合センターなど、いろいろな場所で撮影に協力いただきました。

――エキストラとして島民の皆さんが参加したんですよね。

 そうですね。オーケストラが演奏するシーンでは、会場の観客として150人くらいが参加してくださいました。温かい方ばかりで、たくさんの方に集まっていただき本当に感謝しています。

オーケストラの演奏シーン©松竹ブロードキャスティング

――撮影の合間にどこか出掛けましたか。

 雨で休みの予定が撮影に変更になったりして、あまり休みがありませんでした。今回は撮影が中心だったので、次回来るときは、ぜひ縄文杉に行ってみたいです。時間に余裕のあったスタッフや屋久島での上映会が台風で延期になったときに行ったスタッフもいたようですが、僕は行けなかった…。滞在中は雨が多かったので、もう少し雨の少ないシーズンにまた来られたらと思います。晴れている屋久島も満喫してみたいですね。

――映画の見所など、ラジオをお聴きの皆さんへ一言お願いします。

 屋久島を舞台にしたたわいもない話ですが、皆さんに楽しんでいただけるようにキャスト・スタッフ一丸となって作りました。たくさんの方に見ていただければ。




<映画「東京ウィンドオーケストラ」あらすじ>
日本有数の楽団だと勘違いされたアマチュア楽団と彼らを「本物」として押し通そうとする島の女性職員が巻き起こす、思わず笑いがこぼれ、最後はじんわりと胸に迫るコメディー。

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