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屋久島の日本料理店がランチ営業 客の声から生まれた「首折れサバ漬け丼」も

新鮮な首折れサバを特製のタレに漬け込んだ自信作

新鮮な首折れサバを特製のタレに漬け込んだ自信作

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 屋久島町にある「屋久島御膳 花皐月(はなさつき)」(屋久島町安房、TEL 0997-46-3293)が12月1日、ランチ営業を始めた。

店舗外観

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 店主の鎌田信隆さんは屋久島生まれ。麦生集落でタンカン農園を営む父の元で育った。料理を学ぶために大阪へ渡り、和食店や焼き肉店で修業した後、2軒の料理店を営む。40歳を迎えた頃、父が病気で倒れたのを機に大阪の店を閉め、屋久島へ帰島した。

 「大阪で学んだ本場の味を屋久島でも味わってもらいたい」と、地元屋久島で店を開くことを決意。1993年に日本料理店「花皐月」を開き、1997年に2号店となる焼き肉専門店「花皐月」も開いた。関西の味付けが地元の人の口にも合うように、調味料は関西と九州のものをブレンドして使うなど、独自の工夫を凝らす。

 新しく始めたランチ営業では、「首折れサバ漬け丼」(800円)、「天丼」(700円)などの和食を提供する。「首折れサバ漬け丼」は、「首折れサバ好きのお客さまの『お造り以外のおいしい食べ方を』という声で開発した。ダイダイやユズの香りで爽やかに仕上げている」と鎌田さん。仕入れたサバは鎌田さんが自らさばき、「新鮮な食感を保つために、水を全く使わずに素早くさばくのがコツ」とも。

 夜は和食と焼き肉を提供。「おまかせサービスメニュー」(2,000円)が観光客に人気という。小鉢5~6品、地魚お造り、トビウオの唐揚げまたは塩焼き、ご飯、汁物と充実した内容。土曜の夜は「焼肉食べ放題」(大人2,500円、要予約)も。「ちゃんこ鍋の出汁(だし)」(500円)の販売も行い、「自宅で本格的なちゃんこ鍋を手軽に楽しむことができる」と、この時期人気だという。

 営業時間は11時~14時、17時30分~22時30分。月曜定休。

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