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屋久鹿ブイヨンの即席ラーメン  地元・精肉所が2年かけて開発

高級感のあるパッケージも魅力

高級感のあるパッケージも魅力

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 屋久島で唯一のヤクシカ解体精肉所「ヤクニク屋」(屋久島町宮之浦、TEL 0997-42-1129)が5月、世界初 ヤクシカの即席ラーメン「屋久鹿拉麺プレミアム」を発売した。

添付の具には鹿肉がゴロゴロ(調理例)

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 ぜいたくに鹿の骨を使ったブイヨンと利尻昆布をスープベースに、具には鹿肉も入った精肉所ならではの商品。

 ニホンジカの亜種である屋久島固有の鹿「ヤクシカ」は、住民の貴重なタンパク源として古くから狩猟の対象となっている。近年では、農作物や希少植物に対する有害獣として駆除されており、鹿肉の流通が島の課題だ。

 ヤクシカをどこまで使い切るか、そう考え、たどり着いたのが「鹿骨ガラのスープでラーメンを作る」ことだったという。2014年の創業前から構想を練り、開発に2年かけて発売へと至った。

 「塩ラーメンというところまではすんなりと決まったが、繊細な鹿のうま味を感じられるよう火入れや行程などを変え、試作を繰り返し、スープの完成にこぎ着けた」とヤクニク屋の櫻井泰之さん。

 1食入り=1,129円、2食入り=1,980円(以上、税込み)。島の土産物店などで、今月から販売している。来月には、乾麺も発売予定だ。

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