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屋久島の鹿皮を活用 ダイビングサービスを営みながら革小物製作

鹿皮特有のきめ細かくしっとりした肌触り。裏に牛皮を重ねて補強してある

鹿皮特有のきめ細かくしっとりした肌触り。裏に牛皮を重ねて補強してある

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 手縫いで革小物を制作する「ariga-to」(屋久島町志戸子、TEL 080-5309-5213)が10月から、ヤクシカの皮を使ったキーホルダーやしおり、財布などを販売している。

鹿皮のコードホルダーを作る清水さん。ダイビングのオフシーズンには、仕事もはかどる

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 ヤクシカは、屋久島に生息するニホンジカの亜種。2014年、食害による農作物被害対策として、駆除されたヤクシカの処理施設「ヤクニク屋」(屋久島町宮之浦、TEL 0997-42-1129)が完成。「食肉処理の際に生まれた鹿皮を島外でなめしたので、何か作ってみないか」。ariga-toの清水舞さんが鹿皮雑貨作りに取り組んだのは、ヤクニク屋の牧瀬一郎さんからの一本の電話がきっかけだった。

 清水さんは、夫と「屋久島ダイビング潜り屋」を営むかたわら、この4月から自身の革小物のブランドを立ち上げたばかり。「屋久島でやるからには、ヤクシカの皮を使ってみたかった」と喜んで引き受けた。

 野生動物だけあって、傷が多く個体差の大きい皮ではあるが、強い上に薄くしなやかで、独特の質感を持つ。「食料として、私たちの心や体のエネルギーとなってくれた命への感謝を込めて、この屋号にした。鹿の命を無駄なく生かすお手伝いができてうれしい」と喜びを語る。

 キーホルダー1,500円、しおり1,700円、財布は1万円から。

 商品は、武田館(屋久島町安房)やル・ガジュマル(屋久島町小瀬田)で販売しているほか、11月18日から20日に鹿児島中央駅のAMU広場で開催される「商工会まるごと特産品フェア」の「ヤクニク屋」ブースにも並ぶ予定だ。来春には、アトリエ内に小さな店舗を開くことも計画している。

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