
シンガー・ソングライターの松本佳奈さんが2月18日、一湊公民館(屋久島町一湊)でピアノ弾き語りコンサートを開催した。
舞台上では歌に合わせて、書の作品を書くライブパフォーマンスも
千葉県木更津市在住の松本さんは今回、自身7枚目となるニューアルバム「暮らしの中に光る歌」リリースツアーの一環として屋久島を訪れた。松本さんが屋久島でコンサートを開くのは6年ぶり3回目。コンサートは当初、松本さんの友人である一湊在住の書道家、馬場貴海賀さんの経営する多目的スペース「キヨコンネガイ」(屋久島町一湊)で小規模に行う予定だったが、問い合わせ多数で急きょ公民館を借りることとなった。
この日は、一湊集落の住民を中心とした約50人の観客を前に、新曲「プリンとコーヒーゼリー」など13曲を披露。馬場さんも曲に合わせて書の作品を書くライブパフォーマンスを行い会場を盛り上げた。
松本さんは「自由時間があったので、島を巡って、島民と話して島のいいところをたくさん教えてもらった」と話す。コンサートでは、前日に知り合ったという民宿の店主、長井三郎さんの著作「屋久島発、晴耕雨読」や、屋久島の子どもたちによる「一湊音頭」合唱など、当地ならではの演出が盛り込まれ、会場は温かな雰囲気に包まれていた。